定年後 資格

定年後に使える資格は?|老後に働く特に役立つ資格7選

 

定年後にも役立つおすすめの資格とは?

 

年金の支給開始年齢は徐々に上がり、額も年々少なくなっています。
定年後だからといって、のんびり遊んで暮らす時代ではありません。

 

 

しかし、若者でも就職先を見つけるのが大変なこのご時世。
定年後,
なんの資格もなく条件のいい仕事を見つけるのは、決して簡単ではないでしょう。

 

定年後の働き口を考えるならば、資格の取得がおすすめです。
使える資格さえ持っていれば、老後でも割の良い仕事を見つけられる可能性が高くなります。

 

こちらでは、定年後に使えるおすすめの資格8選をご紹介したいと思います。

 

 

売り手市場の資格で求人も増加中

福祉・介護関係の資格

 

人々の高齢化に伴い、福祉・介護関係は売り手市場の業界といわれています。
大変なイメージもある職種ですが、それは資格のニーズの高さを示すものでもあります。
医療や福祉、介護業界で働いていた方が定年後や老後に備えるための資格としてもおすすめです。

 

定年後に使える資格@

 

介護福祉士

 

 

資格DATA
資格取得難易度
試験日 年に1回
学習期間 通信:4〜6ヶ月、通学/2年
取得者の年収目安 300〜400万円

 

入浴、食事、排泄などの介護を行う仕事は、ダイレクトに人のために役立つ仕事です。

 

介護の業界では、依然として人手不足が続いており、再就職や転職には非常に役立つ使える資格といえます。

 

超高齢化社会を迎えている日本で、ますます需要が高まっている資格です。
相まって、一昔前は3K(きつい・汚い・給与が安い)とも言われていましたが、最近ではそれでは人が集まらないので、職場環境や給与の待遇も随分と改善されています。

 

また、介護職は女性の職場と思われがちですが、特別養護老人ホームなどの施設で、男性の手を必要としているところが多く見られるため、男性にもおすすめです。

 

 

介護福祉士の資格を取得すると、職場での経験や実績向上などが認められて、基本給が上がり、責務あるポジションにも就けます。

 

施設側としては、介護福祉士が定員に対し一定数以上になると、国から補助金が出るというメリットもあるので、こちらの資格は就職の際には重宝されるため非常に有利です。

 

介護福祉士にとっても採用する側の施設にとっても役立つ使える資格といえます。

 

介護福祉士の業務は、介護そのものだけでなく、家族の介護をする方や、現場で働くヘルパーさんに対して指導やアドバイスをすることも含まれます。
介護の専門知識や技術を伝え、指導する現場のリーダー的存在といえるでしょう。

 

介護福祉士になるには?

 

主に次の2つの方法があります。

  • 実務経験(3年以上介護等の業務に従事)+実務者研修の受講
  • 高校卒業後、養成施設にて2年以上履修する

と、なかなかハードルの高い資格取得要件となります。

 

介護職に就こうと決めた時に、いきなり国家資格である介護福祉士を目指すのではなく、まずは次に紹介する介護職員初任者研修から取得するのがおすすめです。

 

 

定年後に使える資格A

 

介護職員初任者研修 (ヘルパー2級)

 

 

資格DATA
資格取得難易度
試験日 随時
学習期間

通信/ 1〜4ヶ月
通学/ 1〜4ヶ月

取得者の年収目安 180万〜300万円

 

ヘルパー2級の資格は名称が「介護職員初任者研修」と改められました。
報道などでご存知のことと思いますが、介護・福祉関連の事業が最も売り手市場と言えます。
一生食べていける資格を取りたいという方におすすめの使える資格介護職員初任者研修(ヘルパー2級)。

 

まずはこちらの介護職員初任者研修からはじめ、経験を積み、介護福祉士ケアマネージャーとスキルアップしていけばそれ相応の収入確保が見込めます。

 

年齢や学歴の制限もなく、最短1ヶ月程度で資格取得できるので、とにかく早く実践で使える資格が取りたいという方にもおすすめの資格です。

 

働きながらでも介護資格が0円で取得できる

 

資格取得には通常13万円程度の費用がかかってしまいますが、
キャリアアップ応援制度を利用することで、未経験からでも介護職につき経験を積みながら、0で資格が取得できます。

 

一生使える資格

 

「かいご畑」等の介護専門求人コーディネート制度に登録することで、「資格取得支援制度つき」で尚かつ自分の条件にあった求人案件を紹介してもらうことが出来ます。

 



「かいご畑」についてさらに詳しく

 

 

定年後に使える資格B

介護支援専門員(ケアマネージャー)

 

 

資格DATA
資格取得難易度
試験日 毎年10月
学習期間 通信/3ヶ月〜 通学/1.5ヶ月〜
取得者の年収目安 平均年収370万円

 

介護支援専門員とは、要介護認定の認定手続きやケアプランの作成を主な仕事とする職業で、公的資格です。
実際の介護を行う介護スタッフに対し、計画を立てるのが介護支援専門員といえます。

 

高齢者の心情に寄り添うには、ケアマネージャー自身の想像力や共感力が大切です。
肉体的にはハードではありませんが、相応の人生経験が求められるという意味で、定年後から老後まで長く使える資格としておすすめです。

 

ケアマネージャーの試験の受験資格は、保険・医療・福祉系の国家資格に加えて5年以上の実務経験があるか、支援相談員などの生活援助実務を5年以上、かつ業務に従事した日数が900日以上という方が得られます。

 

負担が少なめでシニア層の需要も大

不動産関係の資格

 

不動産業界では、法令で事業所に一定数の資格保有者を置くことが決まっている場合があります。
また、マンション管理業ではシニア層の募集も多く、定年後、老後に使える資格としておすすめです。

 

定年後に使える資格C

宅建

 

 

資格DATA
資格取得難易度
試験日 10月
学習期間

通信/ 3〜7ヶ月
通学/ 1年間

取得者の年収目安 230万〜540万円

 

一生使える資格を取りたい。
という事であれば、断トツおすすめの資格は宅建(宅地建物取引士)です。
宅建の資格取得には相当な努力も必要ですが、苦労した分リターンも大きく、ガッツリ稼ぎたい方なら是非ともおすすめしたい使える資格です。

 

設置義務資格という言葉をご存知ですか?
企業や事業所において、特定の資格保持者を必ず置かなければならないと法律で設置が義務づけられている資格のことを指します。

 

不動産業の場合には、宅地建物取引士を最低でも1人、以降は総従業員数の5分の1以上を置くことが法律で定められています。
もし前任者が辞めてしまえば後任者が見つかるまで営業を停止しなければならないほどです。

 

それ故に宅建の資格取得者は不動産事業所にとってとても大切な存在なんです。

 

 

不動産屋さんといえば、街にたくさん軒を連ねていますよね。
不動産=ノルマが大変というイメージがありますが、売買メインの不動産会社でなく賃貸メインの会社の場合そんなことはありません。内勤事務のみの職種もあります。

 

不動産だけでなく金融業での募集もあります。
宅建は時代に関係なく需要の多い、食いっぱぐれのない使える資格と言えます。

 

宅建士資格

おすすめ通信講座ランキング

1位:クレアール宅建アカデミー
2位:フォーサイト
3位:STUDYing

 

定年後に使える資格D

管理業務主任者

 

 

資格DATA
資格取得難易度
試験日 毎年12月
学習期間 3〜6ヶ月
取得者の年収目安 平均年収410万円

 

こちらも定年後〜老後まで活かせる使える資格としておすすめです。
マンション管理適正化推進法では、マンション管理事業所において管理業務主任者の資格保有者を1名以上置くことと定められています。
これもまた設置義務資格であり、マンション管理業は独占業務です。

 

業務内容はマンションの管理や日報のチェック、報告、管理受託契約に対する説明といったもので、住民や管理人とのコミュニケーション能力や事務処理能力が求められます。
マンションに住む人がいる限り必要となる職業であり、国家資格でもあるため、定年後のために取得しておくと将来性のあるおすすめの資格といえるでしょう。

 

マンションの管理会社では、中高年で落ち着きあるフロント担当の求人も多く、定年後や老後に備えて取得を目指す資格としてもおすすめです。
また、宅建士の資格試験とも出題範囲がかぶるため、共に取得を目指すのもいいでしょう。

 

定年後に使える資格E

マンション管理士

 

 

資格DATA
資格取得難易度
試験日 毎年11月
学習期間 3〜6ヶ月
取得者の年収目安 約400万円

 

マンション管理士の資格もまた、マンション管理適正化推進法の成立に伴い生じた国家資格です。
受験に際しては年齢、実務経験共に不問。
中高年の合格者が目立ちます。
定年後や老後に備えて資格の取得に臨む方も多い試験だといえるでしょう。

 

業務内容としては、マンション管理組合の管理につき、組合ないし区分所有者らへ助言や指導などを行うというものです。
たとえば老朽化したマンションの修繕計画やマンション規約の改定といった仕事があります。
助言や指導、相談に乗るといった業務の性質上、対人コミュニケーション能力は不可欠であり、人生経験を積んだ方が定年後や老後の生業として選ぶのにも向いています。

 

築数十年というマンションも増えている中、マンション管理士の資格のニーズは高まっており、おすすめできる資格です。
また、宅建や管理業務主任者の試験とも出題範囲が重なっており、合わせて取得するのもよいでしょう。

 

健康と仕事の両立で充実した老後を

食・栄養関係の資格

 

食や栄養関係の資格のメリットは、単に需要があるだけではなく、自らの健康にも役立てられる点にあります。

 

老後の食生活は仕事と同様に大切ですが、世の中には食事や栄養に関する不正確な情報も出回っています。

 

資格を手に入れる過程で得られる知識は、健康で長生きするための心強い味方となるでしょう。

 

定年後に使える資格F

 

調理師

 

 

資格DATA
資格取得難易度
試験 都道府県ごとに異なる
学習期間 実務経験/2年〜 通学/1〜2年
取得者の年収目安 平均年収330万円

 

調理師法という法律に基づく国家資格であり、料理人に求められる栄養及び衛生に関する知識や技能があることを証明するものです。
調理を行うのに必須とまではされていないのですが、飲食店などでは「調理師を置くように努めなければならない」と調理師法で定められており、資格の取得が就職へ有利に働くといえます。

 

リタイア後に自分で食事処を開業する場合だけではなく、たとえば学校給食センターやホテル、旅館、学生寮といった就職先も視野に入ります。
およそ食事が絡んでくるところは全て関わってくる資格であるため、定年後でも活用できる場が非常に広いのが特長といえるでしょう。

 

調理師免許の取得には2つのルートがあります。
1つは、
厚生労働大臣の認可する調理師学校に入学し、卒業後、住んでいる都道府県の知事に免許申請を行うというルート。

 

もう1つは、
2年以上調理業務の実務経験を積んだ上で調理師試験に合格し、住んでいる都道府県の知事に免許申請を行うというルートです。

 

定年後に使える資格G

栄養士

 

 

資格DATA
資格取得難易度
試験 なし
学習期間 通学/2〜4年
取得者の年収目安 平均年収330万円

 

栄養士もまた栄養士法に基づく国家資格であり、「栄養の指導に従事する者」と規定されています。
体力を必要とする業務ではないので、定年後や老後に使える資格としておすすめです。

 

栄養士自体は国家試験がありませんが、上位資格としての管理栄養士の国家試験を受けるための前提資格でもあります。

 

栄養士は学校給食センターや病院、介護・福祉施設などが主な就職先として考えられます。

 

また、スポーツ施設やジムでの求人もあります。
食育やダイエット相談など、栄養に関する幅広い分野で活躍できるのが特長といえるでしょう。

 

栄養士資格の取得方法は、厚生労働大臣による指定を受けた栄養士養成施設又は管理栄養士養成施設において、必修科目(50単位)を修めて卒業し、都道府県知事への申請を行うことです。

 

栄養士養成施設等は、4年制大学と2年制短期大学・専門学校があり、そのいずれでも資格を得られます。
夜間部や通信教育課程のみでは認可が降りないため注意が必要です。

 

定年後や老後に使える資格<まとめ>

 

定年後〜老後に使える資格について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

何が使える資格なのか、定年後に前職の経験を活かすにはどうすればいいのか、といった観点からまとめてみました。

 

定年後や老後の家計に不安を抱えていらっしゃる方も多いでしょう。
そんなとき、使える資格さえ取得しておくと老後の心配もなくなるため、おすすめです。

 

 

定年後、老後でも働くのが当たり前になりつつあります。

 

使えるかどうかわからない資格では取得しても役に立ちません。

 

取得するのには少々努力が必要ですが、上記で紹介したような、公的資格や国家資格のうちとりわけ業務の独占性の強い使える資格を取得することをおすすめします。

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